2008/1/20 ハッピーエンド
fate/zero読了。
奈須きのこさんの作品に初めて触れたのがfate/staynaightで、原作至上主義の私は、アンソロジーとか他のメディア展開とかあんまり興味ないのでそれから幾年か経て、10年前の話をようやく見終えました。
正直、ニトロプラスさんとは芸風が合わないので、虚淵玄さんの作品には触れてこなかったのですが、作品を呼んでみて改めて合わねーと思いました。
けど、面白い。若い頃なら、合わないだけで通り過ぎたものも、今では十二分に楽しめ、且つ身の肥やしに出来る。私も大人になったのです。
虚淵さんの織り成す、血と鉄の世界。とくに切嗣の苦悩は結果がわかっているだけに、「ああ、後ですんごい後悔するぜ切嗣さん」と思いながら読ませていただきました。

さて、お題の話に戻ります。
このzeroという物語は各所の話を聞くとバッドエンドと聞くのですが、本当にそうなのでしょうか?
そりゃあ、あんだけの死者を出したり、切嗣さんはアイリもイリアも救えなかったわけだし、バッドエンドと言えばそうなのでしょうが、本当にそうなの?と思う私がいます。
原点であるfateをやっていなかったら、確かにバッドエンドだと思います。けど、これより十年後の話を知っている我々は、士郎が切嗣の遺志を継いで経た結末を知っているわけですし、それを知った状態でなら、切嗣の物語はハッピーエンドで終わったんだと思います。

最後に、
個人的に「王の軍勢」は反則過ぎて度肝を抜かれました。ギルに負けるその瞬間までイスカンダルの勝利を疑いませんでした。だってあの中に、クラテロスもヘファイスティオンもアンティゴノスもプトレマイオスもクレイトスもネアルコスもエウメネスもセレウコスもいるんだぜ。俺の中じゃあ全員特Aランクの英霊だぜこんちきしょー。
ウェイバーもこれに加えられるように頑張れよーーー。

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